観光シーズンはやはり夏。夏と呼べるのは6~8月ですが、年によっては5月の時点ですでに20度近くになることもあります。涼しいイメージのあるカナダですが、7、8月の暑い日には30度を超え、日本ほどではありませんが、湿度も高く蒸し暑い日だってあります。ただし、天候が崩れると一気に涼しくなることもありますので、半袖にプラス1枚の羽織りものを用意するのがベスト。 9月に入ると秋めいてきて、10月中旬にはカナダの国旗にもデザインされているメープル(楓)の紅葉が見られます。このあたりは日本の1ヶ月前倒しぐらいの季節感で考えてください。ちなみに、カナダでもメープルの紅葉が見られるのはナイアガラのあるオンタリオ州以東のみ。ナイアガラの滝を起点にトロント、ケベックへ続く道をメープル街道と呼び、紅葉の名所として知られています。ナイアガラはこの街道の中でも一番南にあるため、紅葉の時期がもっとも遅くなります。 紅葉が終わり11月になると冬に突入。気温は氷点下になります。特に風の強い日には体感気温がマイナス20度以下になることも。12月にもなると滝の一部や水しぶき凍り始め、滑りやすくなります。十分な防寒の準備、滑りにくい靴底のブーツなどを忘れないように! また、一方で、水しぶきが周囲の木に付着すれば、樹氷という、冬ならではのナイアガラの風景を見ることもできますよ。 4月になると気温が10度を超える日も多くなりますが、まだまだ春と呼ぶには遠く、5月に入り、一気に春から夏へと季節が進みます。