アメリカの歴史と同じくらい長いナイアガラの滝の歴史

みなさんは、「ナイアガラの滝」という言葉を聞いて、何を想像されるでしょうか。 今となっては世界中の新婚さんたちのハネムーン地として知られるナイアガラの滝。 毎年多くの観光客でにぎわいますが、観光地化される前は、どのような場所だったのでしょうか? また、なぜここまでハネムーンの代表地として有名になったのでしょうか。 このページでは、ナイアガラの滝の歴史や、それにまつわるストーリーをご紹介させていただきます。

ナイアガラの滝の起源

18,000年前は、高さ2~3kmの氷におおわれていたというナイアガラ(オンタリオ南部)。 その後、何千年もかけて氷が完全に溶け、ナイアガラの滝が自然の力により形成されて、その土地に人が初めて足を踏み入れたのが、約12,000年前だといわれています。 12,000年前というと、日本では「縄文時代」ですので、いかに昔の話かご想像頂けるでしょう。 クローヴィス(Clovis)と呼ばれる先住民族がエリー湖の海岸線に居住し、約3,000年ほど前まではその周辺(エリー湖からオンタリオ湖にかけて)は雄大な森林に囲まれていたというのですから、今の姿からは想像もつかない景色だったと思われます。 後にウッドランド(森林)時代と呼ばれることになった3,000~300年前の時代には、イロコイ族と呼ばれる先住民族がナイアガラの滝周辺を代表する人々として、より今の私たちの生活に近い生活を始めます。 つまり、民族の中に村や部族が生まれ、その中でも政治的な体制が構築されていったというわけです。今日でもよく知られている、ネイティブアメリカン(インディアン)と呼ばれている人々の部族内・外の関係性の原型ともいえるようなものでしょうか。 この頃はまだ、今の観光地としてのナイアガラの滝とは程遠い場所でした。そこからどのような経緯を経て、今のナイアガラの滝が生まれたのでしょうか?