トロントの文化

トロントは移民の街

トロントは移民の街
トロントは、カナダに入ってきた移民を多く受け入れていることを反映して、国外で生まれた人の割合が世界で2番目に多い都市で、移民の出生地も1つの国や文化に偏ることがないため、多文化的かつ人口構成も国際色豊かです。まさにトロントは人種のるつぼと言うにふさわしい街です。
また、トロントには、移民の人たちが築いたネイバーフッドと呼ばれるエスニックタウンが豊富にあり、観光地としても人気です。

文化面でのトロントの名所

トロントには劇場や舞台芸術センターが多くあり、50以上のバレエとダンスの団体に加え、6つのオペラ団体と2つの交響楽団があります。カナダ国立バレエ団やカナディアン・オペラ・カンパニー、トロント交響楽団などが代表格。公演の会場となる主な劇場にはフォーシーズンズセンターやロイトムソンホール、プリンセス・オブ・ウェールズ劇場、ロイヤル・アレキサンドラ劇場、マッセイホール、トロント舞台芸術センター、エルジン劇場、ウィンターガーデン劇場、ハミングバードセンターなどがあります。オンタリオプレイスには世界で最初の常設IMAXシアターであるトロントの映画館シネスフィアがあり、その他、屋外型の大規模なコンサート会場になるモルソン・アンフィシアターもあります。ハイパークでは毎年夏に「”Dream in High Park”」と呼ばれる地元民に人気のイベントがあり、公園内にある円形劇場でシェークスピア劇がキャンステージによって上演されています。キング通りとシムコー通りの交差点沿いの歩道には星が埋め込まれたカナダ・ウォーク・オブ・フェイムがあり、大きな業績を上げたカナダ人を称えて作られたものです。

その他文化面でのトロントの見所

ディスティラリー地区は歩行者天国になっており、トロントの美術館やブティック系のお店、レストラン、芸術家のスタジオのほか、小さな醸造所(ミルストリートが特によく知られる)が建ち並んでいます。新しくできた舞台芸術劇場ヤングセンターはソウルペッパー劇団とジョージ・ブラウン・カレッジの演劇学科が本拠としています。

国内や海外の映画制作とテレビ制作は地元の大きな産業のひとつとなっており、トロントで撮影されたシーンが多くの映画で見ることができます。トロント国際映画祭は世界の映画産業界においても重要な年間行事のひとつです。

カリバナは7月中旬から8月上旬に毎年行われる夏の行事で、北米でも規模の大きいストリート・フェスティバルのひとつ。トリニダード・カーニバルがベースになっており、最初のカリバナは1967年に開催されました。その後、40年経ち、パレードにはトロントの湖岸に毎年100万人もの人々を惹きつけるほどに成長し、観光客も多く訪れる。そして、毎年このイベントではおよそ3億カナダドルもの経済効果をもたらしています。

トロントの治安

トロントは住みやすいランキング上位

歴史的にも様々人種の移民が移り住んでおり、様々な宗教があるにも関わらず、イギリス誌・エコノミストの最も住みやすい都市ランキング(2016)で4位にランクしました。世界的に観てもトロントは生活しやすい都市です。

トロントでも細心の注意を払う

トロントは北米都市の中でも重犯罪が少ない安全な都市ですが、実は犯罪発生率は日本に比べて約3倍と言われています。
海外旅行では鉄則ですが、これはトロントでも漏れること無く、自分の荷物などは肌身離さずしっかりと管理し、なるべく人通りの多いメインストリートを歩き、人通りの少ない脇道や夜の一人歩きはなるべく避けるように心がけましょう。また、夜間の移動はバスではなくタクシーに乗ることをお薦めします。

トロントの人口

トロントの人口は約2,790,000人です。これは日本の京都府の人口より多い数字となっています。

トロントの移民

トロントは国外で生まれた移民の割合がマイアミに次いで世界で2番目に多い都市となっており、マイアミでは移民の出生地の多くはキューバや他の南米諸国であるのに対し、トロントは一つの国や文化が圧倒的な割合を占めることがなく多様性に富んでいます。
中でもトロントの最も大きな民族グループはヨーロッパ系で全人口の約半数を占めています。その内訳の多くはイギリス人、スコットランド人、アイルランド人、イタリア人、フランス人となっております。人口の約半数は、白人以外であり、インド系、スリランカ系、パキスタン系などの南アジア系が約68万人と最大勢力となっています。中国系人口は約48万人に達し、北米ではサンフランシスコ・ロサンゼルス・ニューヨーク・バンクーバーと並ぶ一大拠点となっています。カナダの都市の中では黒人も多く、特にジャマイカなどの西インド諸島出身者が多いです。ベトナム系やフィリピン系などの東南アジア系も多く、その他、世界各地の移民で構成されています。現在でも、毎年のようにアジアを中心に世界中から多くの移民を受け入れ、数年後には白人は少数派になると推測されています。この多様性が多くのエスニックタウンを生んでおり、リトル・イタリーやリトル・ジャマイカ、リトル・インディア、中華街、コリアタウン、グリークタウン、ポルトガル・ビレッジ、ポーリッシュタウン(東欧系)、ジューイッシュ・ネイバーフッズ(ユダヤ系)、ケンジントンマーケット(元々はユダヤ系移民の街だったが、近年は西インド系の店などが集まる)など多岐にわたります。

トロントに住む日本人

トロント在住の日本人は約1万人で、日系人全体を合わせると約3万人おり、意外と多くの日本人がトロントで生活していることがわかります。語学留学生の他、日系企業も多く進出しています。